コロナ禍の日本に於ける、リーダーの理想像 大阪府知事に学ぶ

f:id:shalom417:20201125104728j:plain

           紅葉の季節を迎える 賀茂川

 

   現在コロナ禍の火中にある日本は、医学的見地からの意見経済を動かそうとする見地と反する2つの意見の中で、難しい舵取りを、リーダーたちは、選択しなければなりません。

 まず政府・官僚たちの中で、好ましくないリーダーたちは保身のために、自分の地位保全だけを考え、責任が自分には来ないよう立ち回る政治家、官僚たちです。

 日本は長い間物質的に恵まれた「飽食時代」という温室の中居ることができました

 ですからどのような人がリーダーになっても舵取りは難しいものではなくずる賢く、自分に責任が来ないようにマニュアル通りにしか動かないで国民のため何もしなくても暗躍できたのです。

 マニュアル通りに動くだけで良いリーダーのように振る舞うことかできたのです。

 いや、むしろ「自分の地位保全のために、マニュアル通りにしか動かない人間だけ日本の上層部に生き残ってしまう社会」これが、今までの、日本社会だったのです。

 しかし現在、私たちは、コロナ禍の中で戦時中同じような苦難を経験している最中日本を支えなければならないリーダーの中に「責任のなすり合い」をして他人事のように、マニュアル通りにしか動かないリーダー誰なのか国民にも分かる「良い機会」得ているのです

 現在、日本の真のリーダーどうあるべきなのか真剣に問い国民自身が「どのようなリーダーを、私たちは選択すべきかを考える機会」得ているです

 まず政府から、見ていきましょう政府まずできることでしなければならないことは「お金の拠出」です。

 専門家の話によると「コロナ禍で苦しんでいる人たちを救うには、30兆円以上の予算が必要」とのことです。

 しかし、現在政府補正予算さえ使い切るのを躊躇い十分な計画をも立てられずにいるのではないでしょうか。

 コロナ禍が起こるまで多くの国民は、法律通り、税金を支障なく払っていたのです。その様な国民の中の今現在苦しんでいる人々を救わずして自分の地位保全しか考えないリーダーたちに任せるならば日本の社会は「弱い立場の国民だけを切り捨てしまう社会」になってしまいます。

 「コロナ禍が無ければ家族平穏に暮らせた人々のために今、お金を使わないで、いつ使うのですか!」と言動して、実行するリーダーを私は待ち望みます

 知事の中にも保身のため「政府と責任のなすり合い」をしている知事もいるかもしりません。

 しかし、実際地域で事情は様々なのですから、最前線で戦うのは、知事です。

 政府知事たちそれぞれが決断できるように「実弾であるお金」を拠出しなければなりません

 知事に求められる資質があります。私は2つのものが必要だと考えています。

 私の滞在していたイスラエルには、「ヤド ヴァシェム(諸国民の中の正義の人)」という賞

があります。受賞する時に渡されるメダルの裏側には、次のように書かれています「一人の人の命は、この地球よりも重たい。」

 この考え方がリーダーには必要なのです。

 2つ目「愛」です。知事にとっては、「自分が守らなければならない地域住民への限りない愛情」すなわち地域愛」が必要です。

 自分の地位保全第一に考える知事は、マニュアル通りにしか動けず、何もできません。

 それに対して「人命の重たさと地域愛」を心の中心に添える知事は、たとえ失敗をしても、これからの歴史が、その知事は正しかったことを証明してくれます。

 この意味で最も私の理想に近い「知事」は、阪府知事です。

 コロナ禍での方策には、「人の命の尊さと大阪に対する限りない地域愛」中心に存在します

 そして現在大阪府知事新しい決断をする立場に追い込まれています

 大阪府が今進もうとしている道は、正しいとは思いませんし、私は違う意見を持っています

 しかし、コロナ禍は未曾有の出来事です。大阪府知事が正しいのか、私の持論の方が正しいのか、何が正しいかは「神のみぞ知る事」です。

 大阪府知事の方針は、自分の保身のためでなく、すべて、府民に対する「人命の尊さと地域愛」から出た発想ですから、たとえ結果が失敗のように見えてその結果は未来の大阪府民の「宝」となり知事は、その経験によってより最善の方向へと、府民を導けることかできるのです。

 「最後の授業」で有名ランディー教授も、次のように述べています。「経験(成功へと導くもの)というものは、手に入れたいと思うものが、手に入らない時(失敗した時)に、初めて手に入るものなのです。」

 大阪府知事発令する方針は、「功を奏する」のか、「効果があまりない結果」に終わるのか分かりません。

 しかし大阪府知事の発想は、「人命の尊さと地域愛」から出ていますから、たとえ、失敗という結果になっても、長い目で見れば「大阪は、経験という宝を手に入れ、正しい道を歩んでいる」ということを、将来、「歴史」証明してくれるでしょう。


 結 論

 政府高官や官僚や知事の皆様、どうか、今までのように「保身のために、マニュアル通りにしか動かない」という姿勢を改めてください。

 大切なのは、何をするかではなくて、「命の尊さと国民への愛」に基づいて考え、行動することです。保身のために「失敗」を恐れてはいけません

 今はもはや日和見をしている猶予はありません失敗を恐れて、何もしなければ、取り返しのつかない所へ、日本国は追い込まれます。

 勇気を持って謙虚に自分が正しいと思う一歩を踏み出せば良いのです。

 ただ大切・不可欠なのは「忖度」ではなく「命の尊さと国民を愛する」という信念を心の奥底に据えることなのです。