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2021年の初夢です。夢・幻の中、私は、政府のコロナ対策本部長を任命された政治家として、NHK全国ニュースを利用して、国民に、「政府のコロナ禍での方針と国民への励ましの言葉」を述べようとしています。
「国民の皆様、コロナウィルスがさらに蔓延しようとしていますが、本日、まず、政府の方針を述べさせて頂きます。
まず、各自治体と政府の関係・あり方ですが、それぞれの都道府県、各自治体におきまして、コロナ禍には温度差があります。
従って、各知事を先頭に各道府県職員が最前線を担い、各自治体に合った方針を出していただき、政府は、最前線に居る都道府県を金銭面中心に、全面的にバックアップ、フィードバックをするという形とします。
しかし、何処に何をお願いし、また、どのような補助をするかの、大きな指針は、政府の決定事項であり、本日は、その指針について、周知していただくため、政府責任者として、国民の皆様にお知らせする場となります。
まず、各自治体にお願いすることは、重症患者のための病床確保であります。これは、急務であります。
先程、各自治体ごとに、独自で、コロナウィルス感染防止のために戦っていただくことになると申しましたが、感染のピークを迎える都道府県では、単独では、確保が難しいかもしれません。 そこで、全国をブロックに分け、ブロックごとで病床確保をお願いいたします。
ブロックを発表いたします。
1. 北海道・東北地区、2. 北陸地区、 3. 関東地区、 4. 東海地区、 5. 近畿地区、 6. 山陽地区、 7. 山陰地区、 8. 四国地区、 9. 九州・沖縄地区。
この9ブロックそれぞれで、モニター知事会議を行い、必要に応じて、医療関係者、特に各都道府県の医師会の長にもご出席願うことがあります。
また、各ブロック会議の議長は政府代表者が責務を負います。
日本は医療大国です。重症患者まの為の病床数が逼迫していると慌てる人たちもいるようですが、ブロックごとに対応すれば、また、いくつかのブロックが協力し合えば、店舗に時短営業をお願いする必要もなくなると考えております。
ヨーロッパやアメリカと比べるならば、今日本は、「経済を回す」ことが優先される時だと考えております。
コロナ感染の多い地域によっては、「時短営業のお願い」をすることもありますが、現在、時短営業をしていただけない店舗が増加しているのも事実であります。
これは、「各店舗が、今までの政策で、疲弊し、ぎりぎりの所に追い込まれている。」という証でもあります。
このままでは、破産する企業・業者・店舗が増え、それに伴い、自殺者が増えるのは、「火を見るよりも明らか」と思われます。
このような時に、「時短営業に協力しない店の名前を公表する」という罰則は、さらに、破産者・自殺者の増加に繋がるだけで、不適切極まりない政策と言わなければなりません。
従って、コロナ禍の中、協力いただけない医療機関の名前を公表しないのと同じ様に、時短営業にご協力いただけない店舗名の公表も絶対にいたしません。
コロナ禍で亡くなる命も、経済破綻で自殺する命も、「命の尊さ」ということでは、軽重をつける事項ではありません。
各地方自治体はまず、経済を回すことを最優先していただくことをお願いいたします。
その代わりに、各自治体には、「医療従事者と店舗の賃貸・家賃で生計を立てている人達」に目を向けていただきます。
その方々が、コロナ禍の中、協力できるように、十分な補助とお金を予算に組み込んで頂くこととなります。
各自治体がその目的を達成するため、政府はその金銭面につきましては、各自治体を全面バックアップをいたします。
財務省の職員や政治家の中には、「国家支出は必要最小限にするべきだ。」という意見を述べる者もいますが、大きな誤りです。
今、政府がしなければならない事は、「コロナ禍がなければ、税金をきちんと払えた国民で、現在、困窮に追い込まれている方々を速やかに救済・援助し、コロナ禍前の水準に、社会を戻す事」です。
このような危機的状況で、何もしないなら、「何の為の公僕であるはずの官僚」でしょうか。議員たちが、今、傍観しているならば、「議員たちは、何の為に、選挙で国民に選ばれた」のでしょうか。
今、お金を使わないで、「いつ使う」と言うのでしょうか。
また、財務省付き顧問の学者たちの中には、「このコロナ禍を利用して、強い日本に改造しよう。」という意見の者もいます。
しかし、これも、大きな誤りでしかありません。
なぜなら、このような学者たちは、「どん底に追い込まれた中小企業のどれだけの人たちが犠牲になり、破産者・自殺者がどれだけ出るか」について、無関心であるからです。
このような意見を持つ学者たちは、きっと、「裕福な家庭で育ち過ぎたた二世・三世で、貧しさで困窮する苦しさなど、想像できない人たちだ」と、私は考えます。
さて、各自治体は、地域の医療従事者が、物質的にも、精神的にも、働きやすい環境を創設する努力をしてください。
物質面とは、「コロナ禍に挑む医療機関、医療従事者が金銭面で苦慮するようなことがあってはいけません。」ということです。
コロナに感染した人たちを扱う機関に十分な補助を、そして、医療従事者には、それ相応の毎月の給料の他、ボーナス・危険手当等を支給してください。その援助を政府は出し惜しみしません。
さらに、精神面はもっと大切です。
医療従事者とその家族が風評被害にあわないように、最善の努力が必要です。
そして、医療従事者の方々がどれだけ尊い犠牲を払い、苦労しているか、公共放送を使って、地域の人々に伝えねばなりません。
最前線で戦う医療従事者の方々に、感謝と尊敬の念を、人々が持てるほど、地域の人々に理解してもらい、また、伝えねばなりません。
そうするなら、退職しても、いまだ有能な医師・看護師たちも、意気に感じて、現役の医師・看護師を助けようと立ち上がり、コロナウィルスとの戦いに参戦してくれるでしょう。医療現場の人員不足は、この事が「最善の策だ」と私は考えています。
次に、自治体・政府が一体となり、考えなくてはならないのが、店舗業者をいかに守るかです。
店舗業者を今一番苦しめているのは、店舗の家賃です。
まず、各自治体にお願いすることは、コロナ禍の中、店舗業者を重たく苦しめている家賃代を、コロナ鎮静化して、コロナ禍以前の水準に近づくまで、家賃支払いの猶予・免除を各自治体で進めることをお願いいたします。
その代償として、家賃で生計を立てている家族と従業員に生活のための保障を行ってください。
この予算につきましては、政府が責任を持ちます。サポートいたします。
この方策のほうが、むやみに時短営業を各店舗に迫って、十分な補助にならない額を、無数の店舗に支払うよりも、より効果的に補助ができると私は考えます。
また、困窮している国民の皆様に対しての税金の猶予・免除も、各省庁に指示し、これから必要に応じて検討していく所存です。
国民全員が、今は何らかの犠牲をはらわなければならないコロナウィルスとの戦時中です。
まずは、議員からその模範をしめしましょう。
本日、私は政府の責任者の一人として、与野党の議員連盟に、進んで、給料の何パーセントかを、義援金として、自発的に出してくださる議員を募るよう、お願いしました。
国家代表の議員の皆様が、模範を示してこそ、国民は自粛ができます。また、義援金も集まってきます。
国民の皆様、今は自粛の時です。どうか、お一人筒が感染防止のためのルールを守ってくださいますように。
政府が今なさねばならない事は、 コロナウィルス感染重傷者から死者を出さないため、最善の努力をする事と共に、経済破綻による自殺者を出さない努力が、まず必要と考えております。
政府は、経済再生のための努力を最優先課題として取り組みますが、国民の皆様の協力と自助力がなければ、とうてい果たせない課題でもあります。
必ず、夜明けは来ます。
その日の為に、一体となって耐え抜きましょう。
私は、上記の政策がより良い政策と考え、提案しておりますが、コロナ禍は経験したことのない未曾有の災難です。
何が最善かは、神のみぞ知る事柄です。
責任を取るべきことは責任を取るということを覚悟しております。
しかし、政府が忖度を動機とせず、人命の最優先を動機にしているかぎり、結果が思わしくなくても、必ず明日に繋がります。
なぜなら、失敗は次の経験に繋がるからです。失敗をしないと経験は手に入らないからです。
私は、国民の皆様に対して、ここに誓います。
責任はコロナ禍が沈静化したときに、必要ならば自ら処します。
しかし、コロナ禍が収束までは、政府の責任者として、失敗を恐れずに、己の責務を全ういたします。
国民の皆様、協力しあい、助け合い、収束、勝利の日まで、耐え抜きましょう。」
とその時、
雄鳥の鳴き声が朝の到来を告げます。私は、目覚めて、夢・幻を見た者は、その幻を書きしたためました。