再度申し上げます。オリンピック・パラリンピックは、中止するべきではありません。

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       音楽の都 ザルツブルグ オーストリア 1978年

 

 再度もうしあげます。オリンピック・パラリンピックは中止すべきではありません。

 まず、スポーツ選手優先的ワクチン接種をして頂く件ですが、医療従事者が優先的に接種していただいたのと同じ理由で、スポーツ選手は受けていただかなければなりません。

 人間が死ぬのは、肉体的な病気だけで死ぬわけではありません。人間は精神が損なわれても死ぬのです。

 現在、むしろ、精神が損なわれ、死亡する人の数が増えているのでないでしょうか。人間が生きるためには、気力が必要です。

 人間が生きる気力を持つ為には、勇気と希望を与えてくれる英雄が必要です。

 医療従事者、肉体の病を防ぐ人であるならば、スポーツ選手は精神の病を防ぐ人なのです。

 オリンピック・パラリンピック開催まで、努力を惜しまず、その成果を大会で人々に示すことが、日本国民だけでなく、マスコミを通してオリンピック・パラリンピックを視聴する全世界の人々感動と勇気を与えるのです。

その事は、歴史が証明してくれています。

 第2次世界大戦以後、イギリスのグットマン氏功績により、「スポーツが人間に齎す効力・効能」は、神の奇跡でしかありませんでした。

 まず、その恩恵を受けたのは、身体障がい者の方々でした。グットマン氏が、スポーツを障がい者のリハビリに応用するまで、身体障がい者の方々の心理は、マイナス思考でした。「できないことへの劣等感」で外に出ることができずに、屋内に籠るこが多かったのです。

 無気力が彼らの寿命も短くさせていたのです。

 ところが、「自分たちにできるスポーツ」を通して、沢山の身体障がい者の方々が「マイナス思考からプラス思考」に目覚めていったのです。

 即ち、「出来ないことに、目を注ぐのではなく、出来ることに自信とプライドを取り戻していく」ということの大切さスポーツから学んでいったのです。

 そして、1960年の第一回パラリンピック開催以来手たちは、「自分たちにもできるのだ」という希望・励まし・勇気を、全世界の身体障がい者の人々に与え続けて来ました。

 スポーツから、勇気と希望をもらうのは、身体障がい者の人々だけではありません

 健常者も「多大な慰めと勇気と希望」スポーツからもらっています。

 神戸大震災や東日本大震災などで、被害を被った人々にはこの事がよく理解できると思います。

 コロナ禍の中最前線で戦う医療従事者の方々を、私は尊敬しています

 しかし、医療大国である日本に於いて、最前線で戦う方々にだけ、負担がさらにかかるシステム納得いきません

 コロナ患者1000人を越えたぐらいで、病状が悪化した時に、どうして、病床がなく患者亡くなってしまうのでしょう

 政府も日本医師会も、1年の猶予がある時に「まさかの時の備え」どうしてできなかったのでしょうか。

 これは、天災ではなく、人災ではないのですか

 今からでも、更なる人災を防げます

最前線で戦う医療従事者は、全体の約4割の医療従事者です。この方々に更なる負担をかけてはいけません。

 援軍を送れるためには、政府・日本医師会・病院連合が、一つになる必要があります。

 コロナ禍に関わることのできない残り6割医療従事者の中にも、今苦労している仲間の援軍に廻りたいと願っている方も数多く居られるはずです。

 それができないのは国民には、「法整備の遅れとリーダーの中に、忖度して、責任逃れの布石しか打たない人が居る」からように見えます

 オリンピック・パラリンピックの為医師募集の数すでに集まったと聞きました。

 「医療大国」であるはずの日本ならば、当たり前のことかもしれません。

 それなのに日本の「有事」であるロナ禍の為に、なぜ、人が足りないと言うのですか

 「残りの医療従事者6割の人には、他の仕事があり、コロナ禍の最前線に援軍が送る余裕がない」と言うのであれば、退職した医師・看護師・医療技術者をなぜ、もっとマスコミを使い応募しないのですか。

 募集をしておられるとのはききますが、我々一般市民には、伝わってきません

 オリンピック・パラリンピックに必要な数は、マスコミさほど使わなくても集まったわけですから、大々的にマスコミを使って募集すれば、集まるのではないでしょうか

 大阪のような逼迫した最前線地域に駆けつけることができる「遊軍」必要な数を満たすことができるはずです。

 なぜなら、国民には、国家存亡の危機的状況の時には、歴史的に、「いざ鎌倉へ」の精神生き続けているからです。

 コロナ禍の今国民が求めているのは、「過度な自粛」ではなく「勇気と励まし」を与えてくれる「癒しの薬」です。

 そのことを日本の指導者の方々は、理解しなければなりません。たとえ、コロナ禍がどれだけ猛威を振るう中であってもオリンピック・パラリンピック開催は、国民のために開催しなければなりません

 私たちは、この一年間で、「行事を中止にしても何も生まれてこないし、何も得られない」ということを学んだではないですか

 政府や地方自治は、更なる「自粛」を求めていますが、それは、コロナ禍撲滅には、マイナスにしか作用しません

 なぜなら、国民に従う気力を奪うだけでなく、経済的にぎりぎりまで追い込まれている人々の気持ちを理解しないリーダーたち「反感」さえ齎しているからです。
 「さらなる自粛」を国民に強要してもその効果現在の状況では望めません

 それどころか、「国民に従う気持ちさえ失なわせる悪対処方法」です。

 今、国民に求めるのは、「外出した時の手洗いとうがい」「三蜜を避ける」の2つだけです。

 このことを徹底して守ってもらうために、今必要なのは、リーダーたちが、「国民に勇気と希望と励ましを与えること」です。