マ サ ダ 遺 跡 か ら の 死 海 イスラエル 1977年
衆議院選挙が近づいて来ました。どのような政治家が出現するのでしょうか。国民にとって、どのような政治家が望まれるのでしょうか。本日は、日本国民にとって望まれる、「政治家資質」について考察したいと思います。
現在、日本の置かれている状況は、「コロナ禍中である」事に変わりはありません。感染状況は減少傾向にあるとは言え、毎年のインフルエンザの流行のように、コロナウィルスの流行は、再び日本全国に到来します。
今は、「有事」の時であり、「人命」が最優先されなければなりません。
昨年、阿部元首相の「桜を見る会」での、「前夜祭費用の問題」を、コロナ禍中にも拘らず、野党の議員たちは、ここぞとばかりに、内閣の責任をも追及する事がありました。
大阪府知事はこの事に関して、コメントをマスコミから求められた時に、「今は、桜よりコロナでしょう。」と答えたそうです。
その通りです。政治家の役割は公務員と一緒で、まずは、「国民の公僕」であるべきです。野党が阿部元首相を追求する裏側にある狙いは、「与党の責任追及して、自分たちの政権を取れる日を近づけよう」というものでしかありません。
天下泰平の世の中であれば、「阿部氏追及」をするべきですが、「有事」では、国民の命を守る政策討論が、国会討論の大部分を占めるべきでした。
野党議員だけでなく、与党議員も、「議員たちは、自分に責任が来ないように行動しているだけ」としか、私の目には映りませんでした。多くの国民も、私と同じ考えを持っています。
現在も、コロナ禍によって、きちんと納税していた多くの国民が苦しんでいるのです。 この状況は戦時中と変わらないのですから、国会議員も、知事と同じように最前線に居るリーダーでなければなりません。
コロナ禍という戦時中では、与野党を問わず、政府のすることに、「足を引っ張る」のではなく、反対するなら、「建設的な代替え案」を示して、国民の前に出てくるべきです。
しかし、後の責任を取らされるのを恐れてか、与党も、野党も、「国民を安心させよう」とする姿勢が、国民に伝わって来ないのが現状です。
コロナ禍はウィルスとの戦争です。あらゆる議員は、国民に選ばれたのですから、この戦争の最前線に居るべきです。
非常事態なのですから、議員は、自分たちの権利を返上しなければならない事もあるはずです。
それなのに、議員の権利は少しも返上されることがないのはなぜなのでしょうか。
弱い立場の国民が苦しんでいる時こそ、「働く義務」があるのではないのですか。
戦時中に、議員としての研修など必要ありません。コロナ禍中では、不必要な議員権利は返上すべきです。
コロナ禍のようなまさかの時の為に、国会議員であろうと、地方議員であろうと、国民に投票してもらったはずです。
今、国民にご恩返しする気持ちを持たないで、いつ、議員としての義務を遂行するのでしょうか。
今こそ、「議員価値」が問われる時なのです。
財務省の官僚・議員に成る方々は、「税金をいただいている国民に、今こそ恩返しするべき時」と、特に肝に銘じるべきです。
財務省に影響を与えている学者たちの中には、「コロナ禍は、良い機会であって、もう少し我慢をして、新しい社会、強い日本を作り出す機会にするべきだ」という意見を述べる学者たちも居ますが、これは、大きな誤りです。
今苦しんでいる国民を蔑ろにして、強い日本社会を望むなど、苦労知らずの御坊ちゃまの考えでしかありません。
今、お金を使わないで、いつ使うと言うのですか。
将来の心配は、現在のコロナ禍が治まってから考えれば良い事です。
今、考える事は一つです。
コロナ禍という戦時中にあって、コロナ禍が無ければ、誠実に納税できた人々の、「失業・一家心中等」起こらないように、全力を尽くす事が、財務省の責務です。
「この責務が優先順位1位だ」と心の奥底から銘じる事の出来る政治家であってください。
コロナ禍は、未曾有の災難なのですから、神のみぞ知る部分があり、これから何が起きるか分かりません。
しかし、今後は、経済をどのように動かすかという事に最重点を置かねばなりません。
なぜなら、経済破綻者が増加し、自殺者が出る事を防ぐのも、「命を守る最優先政策」だからです。
今からこそ、国債を利用し、救済政策を実行しなければなりません。
経済を復興させるためには、コロナ感染の第6波を想定し、日本医師会を強く指導する力を持ってください。
なぜなら、「まさかの時」に備えて、病床の確保、医療従事者の確保、事務方も含んだ医療従事者に対する思いやり予算、危険手当、ボーナスなど、あらゆる手段を使って、コロナ対策を講じておく必要が絶対あるからです。
さもないと、どんな経済政策を打ち出しても、コロナ感染者による重傷者、死亡者が急増すれば、失敗に終わります。
コロナ禍中に於いて、地方議員を目指す方々は、決して、日和見主義になり、責任逃れをしようとする姿勢を見せたりしないでください。
最前線に居るのですから、失敗を恐れずに、県民・府民・都民の命を守る政策を遂行してください。
たとえ、結果が失敗であっても、国民の命を守ろうとした政策でさえあれば、その失敗は、次の成功する政策に必ず役立ちます。
まずは、県政・府政・都政・市政に携わることになる議員は、「郷土愛」と「命の重たさを第一に考える心」を自分の中心に据えてください。
決して、支持者の顔色を見て行動し、有力者を忖度する必要はありません。
これが最も大切な「政治家としての資質」です。
日本の政治リーダーを目指す皆様へ、
お願いですから、責任逃れのために、マニュアル通りに動くのは、やめてください。
コロナ禍は未曾有の出来事です。まず、政治家が最善戦に出陣して、ご自分の身を律してください。必要ならば、国民・住民を安心させるために、自ら犠牲を払ってください。
それが、大切な税金で研修を積んできたあなた方の役目であり、投票で選ばれた皆さんの使命だからです。国民は期待しております。