森 林 自 然 公 園 岡 山
「侵攻はしない」と噓の報道で、世界を欺き、ウクライナ侵攻で、戦争を始めたプーチン大統領は、歴史上、ドイツのナチス・ヒットラーに次ぐ、多くの人の命と幸せを奪った戦争犯罪人です。
プーチン氏の戦争犯罪人としての主な証拠を、3つ挙げます。一つ目は、シリアでの犯罪です。
2011年、「アラブの春と呼ばれる民主化運動」がアラブ世界で吹き荒れていた時代、シリアを支配していたのは、父親から、世襲された政権を引き継いでいたアサド大統領でした。その政治は、恐怖政治で、自分たちの一族であるシーア派に属するアラウィー派にだけ利益が与えられる典型的な腐敗政治が横行しておりました。さらに、化学兵器を使ったのではないかと噂されるほど、民衆を弾圧しておりました。
シリアは、イラクとは真逆で、スンニー派が多数派に成る国です。「アラブの春運動」で目覚めた国民は、恐怖政治を行うアサド政権に、民主化を叫び、打倒しようとしました。そのまま進めば、アサド政権は崩壊し、平和を願う多数派スンニー派の人々が、民主主義政府を布くはずでした。イラクとは真逆ですが、似た国が出来るはずでした。
しかし、ここで、ロシアのプーチン氏は、自国の利害・利益だけの為に、シリアに、軍事力で介入し、シリアのアサド政権がそのまま続くことに、手を貸しました。
アサド大統領は今まで以上に、暴力による圧制を布き、スンニー派を弾圧しました。その結果、シリア国内は、内戦状態に陥り、イスラム国(ISIL)をも、誕生させてしまう事となりました。
この事件で、何よりも悲惨なのは、難民が多数発生したことです。2017年時で、難民数は、660万を越えました。戦争難民で、最も被害を受けるのは子供達でした。
2020年時で、政府の弾圧・貧困・病等で、38万人もの難民が亡くなり、今も死者の数は留まる所を知らず、増え続けています。
戦争よりも遥かに多数の死者を出してしまった直接責任は、戦争犯罪者、プーチン露大統領に在ります。プーチン露大統領が自国利害の為に、介入しなければ、こんなに多数の死者を出すことはなかったのです。
2つ目の犯罪は、アフガニスタンに於いてです。アメリカのアフガン侵攻により、一度は、「死に体」となったタリバン政権でしたが、アフガンに於いても、プーチン露大統領は、持ち前のずる賢さを発揮します。自国の利益、即ち、アメリカをアフガニスタンに留まらせ、合衆国を疲弊させるために、プーチン氏は、山に隠れてテロ行為をするタリバンに手を貸し、武器を供給しました。結果、タリバンは勢力を盛り返しました。
アメリカ合衆国がバイデン大統領の命令の下、駐留部隊が撤収後、タリバンは再度政権を自分たちの手中に収めます。
アフガニスタンは、これにより、混乱に陥り、アフガニスタンの、平和を望む思慮ある国民の大半は、難民となってしまいました。
シリア難民と同様、アフガニスタンでは、戦争で亡くなる死者よりも、はるかに多い人たちが、今もなお、貧困・飢え・病気等で亡くなっています。
その大半は、何の罪も無い子供達です。
3つ目の犯罪が、クリミア半島から始まり、今また、ウクライナへ侵攻し、「大ロシア構想」という妄想に捕りつかれたプーチン露大統領の愚行です。
クリミア半島の場合、ロシア軍侵攻では、住民多数の支持がありましたから、まだ許される部分があるかもしれません。
しかし、ウクライナには、プーチンロシア政府の傀儡政権に成る為に送り込まれた一握りの人間しか、プーチン支持者は居ません。
今なお、ロシア軍は、ウクライナに侵攻し続けておりますが、このままでは、シリア・アフガニスタンと同じく甚だ多くの難民が発生し、夥しい数の人命が失われるでしょう。
その犠牲者の大半は、子供達です。
私は信じています。日本にも悪い人たちが居るように、ロシアにも、プーチン氏のような、悪人が居るかもしれません。
しかし、ロシアの大半の国民は、平和を愛する勇気ある人たちで、平和の為、世界の為、立ち上がってくださることを信じています。
「平和な世界」を創設する為に、全世界の人々は、自分に出来ることをして、立ち上がらなければなりません。
今、最も大切な事は、ロシア国民が全世界の人々の支持を得て立ち上がることです。
プーチン氏を大統領から罷免し、プーチン氏に、自分の犯した大罪の為、国際司法裁判所に出廷してもらおうではありませんか。
全世界の人々は、平和のバトンを、心あるロシア国民の皆様に託しました。
平和な社会を創設する為、今、最前線に居るのは、ロシア国民なのです。
平和を創れることが今できるのは、ロシア国民だけなのです。
なぜなら、今、プーチン氏を抑えることができるのは、ロシア国民だけだからです。